甲良町の西明寺

甲良町の人口6,327人を見て思わず調べた結果🤔🌾

甲良町の人口が2025年11月1日現在で6,327人。
かつての平成27年(2015年)には7,039人だったという数字を見て、思わず目を細めてしまった。
彦根市に住む僕からすると、甲良町は「近いけれど、なんだか遠い」…そんな存在だ。🚗💨
 

それでも最近、なんとなく胸がざわついて、
「そういえば甲良町って、どんなふうに変わってきたんやろ?」
と思い立ち、気になって調べてみた。
その結果が、今日のこの記事である。
 

🌾
 

甲良町といえば、まず場所。
滋賀県のほぼ真ん中、犬上郡に位置する小さな町だ。
地図で見ると、琵琶湖の右側、ちょうど彦根市の東の方に寄り添うように広がっている。
その姿は、小川のせせらぎを静かに聞きながら、
「まあゆっくりしていきなさい」と言ってくれているようだ。
 

実際、甲良町を走ると、
稲の葉が風でさわさわと揺れて、
その音が耳の奥でふるえる。👂✨
夏の夕方なんかは、湿った土の匂いと、
遠くの山に沈む夕日が混ざり合って、
子どもの頃の記憶までよみがえってくる。
 

あの頃は、道ばたのセミの抜け殻を集めては
「今日はレアなやつ見つけた!」
なんてはしゃいでいたはずなのに、
大人になった今は、抜け殻どころか
こころの栄養が足りているかどうかが気になる始末である。
いやはや、成長というのは複雑なものだ。😅
 

👫
 

しかしながら、数字は正直だ。
2015年:7,039人 → 2025年:6,327人
わずか10年で700人近く減っている。
 

町のサイズを考えると、
この減少は、少し胸がキュッとする。
夕暮れの校庭で聞こえるはずの子どもの声が、
少しずつ、少しずつ、減っていくような——
そんな寂しさがある。
 

けれども、どこか「懐かしさ」も混ざるのが不思議だ。
人口が多かった頃の賑わいを、僕は全部知っているわけじゃない。
それでも、甲良町の空気には、
「ここにはたしかに、時間が流れてきたんだ」
という優しい匂いがする。
 

町の歴史が、風に揺れる稲の葉の間から滲み出してくるような、
そんな感覚さえある。
 

🏞
 

甲良町といえば、やっぱり外せないのが
西明寺(さいみょうじ)だ。
国宝の三重塔を見上げると、
まるで時間そのものが積み上げられているように思える。
 

苔むした石段を踏みしめると、
足の裏に「しっとり」とした冷たさが広がり、
木々の間からさす光が、
心の表面をそっと撫でてくる。🌲☀️
 

この町の静けさは、寂しさと紙一重だが、
同時に「守られている」という感覚もある。
人が多い場所にはない強さが、
ここには確かに息づいている。
 

🚶‍♂️
 

彦根からふらっと車を走らせて甲良町へ向かうと、
景色の変化がゆっくりで気持ちいい。
 

コンビニを過ぎるたびに空が広くなっていって、
信号が一本減るごとに、時間もゆるむ。
ガソリンスタンドの向こうに広がる畑の匂いを吸い込みながら、
ちょっと窓を開けると、ひんやりした風が頬をかすめる。
 

「ああ、なんかこういうの、忘れてたなあ」
と、ひとりごとが漏れる。
 

小さな町へ入る瞬間って、
妙に心が落ち着く。
たぶん、人の気配が減るからじゃなくて、
“急がなくてもいい場所”
に自分が運ばれているのを、
体のどこかが察知するからだと思う。
 

📉➡️🌱
 

もちろん、人口減少という現実は、
町にとって悩ましい課題だ。
 

だけど同時に、
「じゃあ、これからどうなるんやろ?」
と考え始めると、
じわじわと“希望”みたいなものが湧いてくる。
 

なぜなら、甲良町にはまだ余白がある。
都会にはない、
ものづくりの声がしずくのように響く工場。
稲刈りのシーズンに漂う、あの甘い藁の匂い。
夜になると、星がちゃんと見える空。⭐
 

この“余白の豊かさ”に価値を見いだす人は、
これからもっと増えていく気がしてならない。
 

正直、僕自身、
「いつかこういう町に住んでみるのも悪くないな」
なんて思ってしまう瞬間がある。
それが現実になるかどうかは分からないけれど、
この気持ちこそ、希望の芽みたいなものだ。
 

📝
 

今回、甲良町の人口について調べながら、
僕は自分の中の「懐かしさ・寂しさ・希望」が
ゆっくりと入れ替わりながら踊っているように感じた。
 

甲良町は小さな町だけれど、
その静けさの中には確かな鼓動がある。
減っていく数字だけではわからない、
肌で感じる温かさがある。
 

どこかの交差点で風が吹き抜けたとき、
ふと胸を満たすあの感覚。
あれは寂しさと、
それを上回る強さの混ざった匂いだ。
 

甲良町には、
そんな“ゆるやかな未来への気配”が
確かに存在している。
 

🌅
 

夕暮れの帰り道、
甲良町から彦根へ戻る車の中で、
ふとバックミラーを見ると、
西の空が淡いオレンジ色に染まっていた。
 

「また来よか」
そんな言葉が口をついて出る。
 

人が減っても、
町が消えるわけではない。
そこで暮らす人たちが紡ぐ毎日の重なりは、
風景に刻まれ、音に溶け、
香りとなって残っていく。
 

そして、その匂いが僕らのどこかを揺さぶり、
また足を運ばせるのだと思う。
 

甲良町は、
静かに、そして確かに、
今日も生きている。

 

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